- ジェルコリフォームコンテスト2020中国四国支部大会 優秀賞
部分リフォームPartial Reform Renovation
我が家の玄関はユニバーサルデザイン
- バリアフリー
DATA
- 地域
- 出雲市
- 築年数
- 17年
- 構造
- 在来木造2階建
- 家族構成
- 5名
- 工期
リフォームの希望
進行性の病をお持ちで、歩行等が不自由になっていくため、何年も前からスロープの計画をしてこられた。
●駐車場から玄関、玄関から部屋まですべてバリアフリーにしたい。駐車場はカーポートをつけ、玄関までできれば屋根があるといいなと思う。
●友人や知り合いがよく家に来てくれるが、玄関の段差ですぐに外に出れないため、今は見送りができず心痛い。一緒に見送れるよう玄関を出たとこまでバリアフリーにしておきたい。
●いかにも玄関手すりやスロープを付けました!ではなく、外観やデザインを考えて計画してほしい。
リフォームのポイント
□敷地に余裕があったので、スロープに合わせて駐車場の位置を変更。
□スロープの屋根に、建物の軒を利用しスロープをプラン。直線が長いので、緩やかな勾配のスロープができると考えた。
□スロープの手すりは、2段タイプをご提案。体の障害等ではなく、誰でも使いやすく安全なスロープをプラン。歩行のための手すりと、低い方の手すりは車いす時の転落防止にもなると考えた。
□スロープでFLの高さまで嵩上げし、玄関ホールとフラットになるようにプラン。
□玄関サッシは、将来車いすでの出入りも考慮し、開口部の広い3枚引き戸をご提案。
お客様の声
安心して出入りできるスロープができ、喜んでいます。雨や雪の際、怖いと思いながら歩いていましたが、勾配も
緩やかでちょうど良いスロープです。車いすでも通ってみましたが、幅も広すぎずちょうどよかったです。この冬は以前
より安心して歩けるようになりました。
また、ホールの段差をなくしたことで、濡れないか、汚れないかと心配もありましたが、全く気になりません。
自分だけでなく、家族も使いやすようです。アプローチにはタイルを貼り、雰囲気が以前より良くなりました。
スロープがついていても建物の外観を損なわない。そして、誰もが安全に使えるようになり、家族みんな喜んで
います。