- 2022年 ジェルコリフォームコンテスト中国四国支部 奨励賞
大規模リフォームLarge Scale Reform Renovation
築50年以上の住宅をフルリノベーション!
- 天然素材
- バリアフリー
- 断熱工事
- 窓断熱
- 耐震補強
- オール電化
DATA
- 地域
- 松江市
- 築年数
- 57年
- 構造
- 在来木造
- 家族構成
- 夫婦2人、子ども2人
- 工期
- 3か月
リフォームの希望
増改築を繰り返して複雑な間取りになった築60年近い住宅。
子育て世代のファミリーが使い易い間取りに変えたい。
耐震が気になる。庭木を伐採して駐車場を作りたい。
リフォームのポイント
元々の住宅の周りを何度かに渡って増築した住宅でした。
耐震補強は県の一室耐震制度を利用して実施。床、壁、天井をほぼスケルトンにし、壁、柱等も入れ替え補強している。同じ面積に対して、広々とした解放感の間取りに。子どもたちが楽しく遊べ、風や視線を止めない設計を心掛けた。それぞれのポイントは部屋別の写真コメントに記しております。併せてご覧ください。
キッチン
DKと隣接する茶の間(和室)を使って開放的に大改造。 タテの空間を生かしたキッチンの配置で奥様の動線を短くスムーズに。 現地調査で気が付いた窓外の景色の良さ。リフォーム前は眺めるような窓ではなかったので、ゆっくり眺める窓をプラン。 また、キッチンからリビングが見れたり、壁一面にマグネットが使える壁材を貼るなど、ママに嬉しい場所に。
リビング
元々寝室にしていた和室をリビングへ。 縁側と増築して作られた客間により、外からの明かりが入らず暗い印象の部屋でした。 縁側を取り込み、細かく仕切られた収納を一つにまとめ(収納をご覧ください)壁にすることでテレビスペースを確保。寝室やキッチンからも視線と風が通るように。
玄関
家族が増え、トイレを2カ所作りたいという希望を叶えるため、広めの玄関を利用。 大容量のシューズクロークを付け、スッキリ収納できて狭くなった印象を回避しました。 ドアは枠を残して取り換えるYKKのドアリモを採用。ドアの両サイドのFIX窓から入ってくる明かりでドアに交換しても明るさをキープ。またキーを回さず開閉できるポケットドアは、買い物帰りやお子さんを抱っこしたまま開閉できて子育て世代に便利です。
トイレ
家族が増えて、もう1カ所トイレがあれば・・・とご希望がありました。 増築しないでトイレを増やす方法を考えたところ、広い玄関に目をつけ、そのスペースを使ってサブトイレを計画。メインのトイレは片開き戸、全自動トイレで日々快適に。サブトイレはシンプルにローコストで仕上げました。
バス洗面
システムバスからの取替。お手入れ重視でカウンター等は無しのスッキリタイプ。 リフォーム前の洗面脱衣室は廊下からとDKからの2カ所入口がありました。そのため脱衣室が通路になってしまい窓側しか収納できない状態でした。そこで入口をDKからの1カ所にして廊下側を壁にして収納家具を置けるように。いままでと部屋のサイズはほとんど変わらないけれど、工夫により格段と収納スペースが増えました。
個室
元客間スペースを寝室にリノベーション。リビング~DKから繋がるウォークスルークローゼットからも出入りできる(収納をご覧ください) 電灯式の天井埋込室内干しユニットを取り付け、外に干せない時や、さっと取り込んだ時の一時掛けにも便利。
収納
リノベーション前の和室の収納は壁を3等分してそれぞれタンス、物入、襖戸になっていました。当然使いにくく、このままではテレビも置くことができない。 そこで細かい収納や外からの物入などをまとめて一部屋にして、DKと寝室を結ぶウォークスルークローゼットへ。これによりテレビを置く壁とDKから寝室への通路ができ、リビングが落ち着いた快適な部屋になりました。 またクローゼットの風通しとそれぞれの部屋への視線が通り、なによりママの動線が短くなりとても喜ばれました。
子供部屋
まだ使う予定のない2階はフローリング張りと壁の珪藻土塗り替え、襖を建具に取り換えるローコストリフォーム。 壁の珪藻土塗は、2部屋それぞれ好みの色を使っている。将来は子ども部屋へ。